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2013年10月 タンパク質では太りません
タンパク質の摂取を控えているという方もいらっしゃいます。タンパク質と言えば三大栄養素として有名です。誰でも耳にしたことがあるはずですが、本当のところはどうなのでしょうか? 食事に占めるタンパク質摂取量が体重増加やエネルギー消費などにどのような影響を与えるかという研究が、2012年「JAMA(Journal of the American Medical Association)」に発表されました。18~35歳の25人の被験者に56日間にわたり1日当たり約1,000?を余分に摂取させ、体重などの記録をとった結果、タンパク質の量ではなく、どのくらい食べたかという食事量が脂肪を増やしていると結論づけられています。この研究で重要なのは、低タンパク質の食事を続けたグループの筋肉量が減っていたことです。反対に標準的なタンパク量と高タンパク質の食事を続けたグループは、筋肉量が増えていました。すべてのグループで体重が増加していたのですから、低タンパク質の食事を食べたグループの体重増加は脂肪が増えたことが要因と言えます。では、低タンパク質の食事を続けると、なぜ筋肉量が減少してしまうのでしょう。 タンパク質は約20種類のアミノ酸という分子がさまざまな形で結合したものです。そのままでは大きくて吸収されないため、食品から身体に吸収される時点で一旦ばらばらのアミノ酸に分解されます。体内で必要に応じてもう一度つなぎ合わされ、臓器、筋肉、皮膚、毛髪、爪といった形態や血液、酵素、神経伝達物質などへと再結成します。
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