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2011年01月 川湯温泉

先日北海道川湯温泉の街おこしに関わる人が5名、セラ治療院に来られました。
川湯温泉は阿寒国立公園の中にあり、カルデラ湖の屈斜路湖と摩周湖に挟まれたところにあります。川湯温泉は摩周湖の伏流水が火山の熱で温まって温泉になると言われ、天然かけ流しの温泉は北海道でも人気のある強酸性の温泉です。又屈斜路湖の湖畔には湖岸の砂を掘って入る砂湯をはじめ、湖を眺めながらの露天風呂がたくさんあります。
霧の摩周湖と歌に歌われていますが、6月から8月にかけ、千島列島を南下する寒流:親潮と太平洋を北上する暖流:黒潮が海で合流して、内陸に入り摩周湖に霧が来るそうです。この湖の透明度はかってシベリアのバイカル湖と世界一を争った世界有数なもので、現在は25メートル前後だと言われています。特に冬に行くと展望台からは雪の外輪山に囲まれた摩周湖が、急激な深さと透明度により、神秘的な青さを見せ、北海道を感じさせます。

私は年に2,3回は札幌でセミナーを開いていますが、いつもセミナーに参加してくれている酒巻さんと話をする機会がありました。彼女は川湯温泉近くの釧路出身で看護師を永年従事されてきて、現在は札幌市内にロミロミ オイルトリートメント・サロンを開業し、札幌から300キロ以上離れている川湯温泉に月1度は車で行き、施術をしている話、温泉街のホテルの立ち退きが目立ち、寂れてきている話などを伺いました。
酒巻さんは川湯温泉について次のように話をしています。
“この土地がとても好きだったのは、ここに来ると私はパワーがもらえるからかもしれません。現にここはマイナスイオンが満ちており、強酸性の硫黄泉は不思議なパワーを持っていると思います。このヒーリングパワーに満ちた温泉地で、ゆっくりと湯治ができたら・・・! 疲れ果てている勤労世代も、定年を迎えこれから第二の人生と思った途端に重病に見舞われた還暦世代、介助者無しには外出できない障害を持つ人々・・・等々
病後の回復はもちろん、現代だからこその重圧に耐え続けている沢山の人々に、観光だけには留まらない、プラスαの効果を提供したいと思います。“

酒巻さんと一緒に来られた方は、地元でネットショップの先駆者として知られている「北国からの贈り物」を経営している加藤さん、加藤さんは毎年6月に行われている「100㎞歩こうよ♪大会」の幹事長を務めて、街おこしに一歩踏み出している中心人物。広島で企画事務所を持ち、プロデュ―サーとして活躍している奥本さん。埼玉で雑誌などの製作などをしている川上さん。そして今回再生企画書を持ってこられたビジネスプランナ―の広島の山下さんです。
山下さんの企画書は私がいつも考えている街おこしのプランにほぼ重なるものでした。
これから日本では少子化、過疎化が急速に始まって、住民は減っていきます。そこで街おこしには、まず人が集まること、人が集まらないとその街はさびれていきます。そして人が集まるにはテーマが必要です。またそのテーマを追って活動しなければいけません。街の人が動くことが条件です。この2月に川湯温泉で私と下川町「NPO森の生活」の奈須さんとで講演会を開きます。ここから街おこしの足掛かりを探っていきたいと思います。

株式会社セラ 町田 久
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